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禁煙治療 チャンピックス
経口禁煙補助薬による新たな禁煙治療の幕開けです
 

禁煙外来での治療の選択肢が広がりました!
これまでは禁煙補助薬としてニコチンパッチを使用することがほとんどでしたが、これに代わる新たな禁煙治療経口補助薬 チャンピックスが登場しました。


 

1. 新しい作用機序に基づく、日本で始めてのニコチンを含まない経口禁煙補助薬です
●  チャンピックスはニコチン受容体の部分作動薬であり、2つの作用が禁煙効果を高めます。
ニコチンの作用
●  タバコを吸うことで、タバコの中のニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合します。そのことで神経細胞の端末よりドパミンが放出され満足感などの快感が得られます。
チャンピックスの作用
  1. チャンピックスを内服することで、タバコを吸ってもニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合するのを妨げ、喫煙による満足感を抑制します(拮抗作用)
  2. チャンピックスがニコチン受容体に結合することで少量のドパミンが放出され、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感が軽減します(作動薬作用)
2. 優れた禁煙率を示します
●  チャンピックスの使用により、65.4%の喫煙者が禁煙治療に成功しました。作用が禁煙効果を高めます。
4週間持続禁煙率
3. 喫煙により得られる満足感を抑制します
●  チャンピックスは、喫煙から得られる満足感や精神的な充足感、爽快感などを優位に抑制しました。
喫煙から得られる満足感に対する抑制効果
4. 禁煙に伴う離脱症状およびタバコ
●  チャンピックスは、「イライラ」「集中できない」などの望ましくない影響や「落ち着かない」などの離脱症状を有意に軽減しました。
ニコチン離脱症状に対する効果
●  チャンピックスは、タバコに対する強い切望感を有意に軽減しました。
タバコへの切望感に対する効果

1週目: 禁煙の開始予定日を決め、その1週間前から服用します。
1日目〜3日目:0.5mg錠を1日1回食後
(朝・昼・夕は問いません)
4日目〜7日目:0.5mg錠を1日2回朝・夕食後
2週目:
8日目に禁煙を開始します。
8日目〜14日目:1mg錠を1日2回回朝・夕食後
※1mg錠1日2回の投与を12週まで続けます。
12週目: 健康保険を用いたチャンピックスの投与は12週で終了です。
※禁煙に成功した患者では長期間の禁煙をより確実にするために、必要に応じて1mg錠を1日2回、12週間にわたり延長投与することが可能です。


受診時期 治療内容
初回診療

再診1(2週間後)
再診2(4週間後)
再診3(6週間後)
再診4(8週間後)
再診5(10週間後)
再診6(12週間後)
禁煙治療の条件確認+禁煙指導+処方
処方+禁煙指導
処方+禁煙指導
処方のみ
処方+禁煙指導
処方のみ
禁煙外来最終回+禁煙指導
1. 診察
2. 呼気一酸化炭素濃度の測定
3. 禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
●  禁煙補助薬としてチャンピックスを用いる場合、薬価収載から1年間(2009年4月末日まで)は1回14日分を限度とする投薬期間制限が適用されるため、6週間後および10週間後にも受診し、薬の処方を受ける必要があります。

  ニコチンパッチの場合 チャンピックスの場合
  費用 自己負担額
(3割負担として)
費用 自己負担額
(3割負担として)
初診料+再診料 7,620円 2,286円 10,080円 3,024円
ニコチン依存症管理料 9,620円 2,886円 9,620円 2,886円
院外処方箋料 2,040円 612円 4,080円 1,224円
禁煙補助薬 20,730円 6,219円 37,660円 11,298円
40,010円 12,003円 61,440円 18,432円
●  禁煙補助薬としてチャンピックスを用いる場合、薬価収載から1年間(2009年4月末日まで)は1回14日分を限度とする投薬期間制限が適用されるため、6週間後および10週間後にも受診し、薬の処方を受ける必要があります。
●  禁煙補助薬を標準的な用法・用量で使用すると仮定(ニコチンパッチは8週間、チャンピックスは12週間)。薬剤料のほか、調剤料などが別に必要。

Q1:ニコチンパッチで禁煙を開始したのですが、皮膚が赤く腫れてしまいました。途中からチャンピックスに変更できますか?
A1: 禁煙外来開始後12週の間であれば、チャンピックスに変更可能です。もちろん、健康保険も使えます。ただし、チャンピックスの処方は12週目までに限られますので、その点はご了承ください。
Q2:禁煙外来全12週のコースは終了し、禁煙にも成功したのですが、チャンピックスなしではどうも不安です。継続は可能でしょうか?
A2: 健康保険を用いてチャンピックスを処方することはできませんが、自由診療(自費負担)でなら継続可能です。 1日の薬価は、1日1mg錠2回の服用で475円になります。0.5mg錠2回の服用では265円で済みます。タバコ代とこれからの健康のことを考えれば、かえって安いのではないでしょうか?
Q3:チャンピックスにニコチンが含まれていない点は安心できるのですが、神経細胞より少量のドパミンが放出されるとのこと。依存症とかは起きませんか?
A3: 依存症の報告はなく、ほとんどその心配はないと考えられます。ご安心ください。
Q4:チャンピックスの副作用にはどのようなものがありますか?
A4: 最も多くみられた副作用は吐き気です。約1割強の方に認められましたが、程度は軽く、吐き気のために投与中止を余儀なくされたのはごく僅かでした。いずれも処置を要することなく回復しております。
Q5:以前に禁煙外来を受診したのですが、途中で挫折、失敗してしまいました。今度はチャンピックスでリベンジできますか?
A5: 原則1年間、健康保険を使用して禁煙外来を受診することはできません。ただし、前回の禁煙外来初診日より1年以上経過していれば受診可能です。
Q6:一度禁煙には成功したのですが、途中でまた吸い出してしまいました。チャンピクスによる禁煙外来を受診することは可能ですか?
A6: 上記のQ5.とまったく同様です。前回の禁煙外来初診日より1年以上経過していれば受診可能です。
Q7:初めの1週目はタバコを吸ってもかまわないということですが、どのような意味があるのでしょうか?
A7: チャンピックスには脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合することで、タバコを吸った際にタバコに含まれるニコチンが受容体に結合するのを妨げる作用があります。普段はタバコを吸うことで神経細胞からドパミンが放出され、これが依存症(満足感と切望感)に繋がるのですが、まず1週目はタバコを吸っても「おいしくない」ということを脳に感じさせる期間と考えていただきたいと思います。これにより、2週目からスムーズに禁煙に移行することが可能となります。
もちろん、1週目からすぐに禁煙されてもなんら問題はありません。
Q8:ニコチンパッチとチャンピックスではどちらのほうが禁煙の成功率は高いのでしょうか?
A8: 直接の比較試験では、チャンピックスを使用した方が禁煙成功率は13%ほど高いと報告されています。もちろん、貼付薬と内服薬という投与方法の違いや作用機序の違いもあり、個々の好みもあると考えられますので、自分が良いと思う、あるいは使いやすいくすりを選択されるのがよいのではないでしょうか。
Q9:妊婦ですがチャンピックスは使用することができますか?
A9: 添付文書には「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること」と書かれています。原則的にはお勧めしません。

※ ご不明な点については、お電話、メールにてお尋ねください。
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